ブラックフォーレストのふもとにある村とワイン畑と森

  • 7月 12日
  • 歩く距離     8㎞ぐらい   
  • 歩く時間     3時間半ぐらい
  • 家から家まで      約4時間半 (休憩と食事込み)
  • 気温          26年度
  • 天気                    晴れ
  • 面白さと感激さ  8点

ちょっと道を書いてみます。

旅館の人に聞いてみると、「いろいろありますが、これが推薦ですね、、、」と言われて、出ることにしました。

今いる町、バーデンヴァイラー中心地を通り抜けて隣のオーバーヴァイラーの西から右沿いのワイン畑に入ります。まだ七月の半ばだというのに何と素晴らしいワインなんでしょう。ここはファルツ州と伴ってワインの豊かな産地です。地形からいうと、アルプスの北フライブルグがドイツでは一番暖かい地区だと言われています。

一度、日本のグループをリューデスハイムに付き添ったことがありますが、その時の日本から来たガイドさんが「ドイツのブドウは小さいんですよね。」なんて言っていたのを覚えています。これはブドウではないぞ、ワインだぞ、と私は心の中でなんだか気まずい気持ちを抱いていましたが、皆さん、これは“ワインブドウ“であって、日本でいう“食べるブドウ“ではありません。もちろん食べられますが、日本の食べるブドウを想像されると、かなりのショックだと思います。

ちょうどワイン畑の頂上あたりに来た時、ウリさんがワイン畑だらけでつまらないと言うのでコースを変えて、森に入ることにしました。かなり上ではありますが、今来た道を戻るように歩く道は畑の頂上で、町々を下に見下ろして、素晴らしい景色でした。天気も雲一つない最高な青空で、私たちは森の中に入って行きました。

ブラックフォーレストはもみの木が敷き詰まって生えているので森がかなり暗いので、それをブラックフォーレストと言っているそうですが、ここは、まだふもとなのでいろいろな木々が生えています。療養地でもあるので、道印も明確です。その道にもちゃんと名前が付いていて、まず最初の森道はブリッチンガーベーグと言って、その道をフィリップスリンデまで行くと道が四つに分かれます。私たちはブリッチンゲンまで行ってお昼を食べたいと思っていたので、道しるべ通りにその真ん中の森道を歩き続けました。森を下るとそこはその小山の反対側で, またワイン畑が並んでいます。そこを通り抜けるとアスファルトの道路が見え、それを超えて、ブリッチンゲンという町に着きました。町並みはファルツのワイン町の町並みにも似ているし、ちょっとフランスっぽい家々が目に入ります。


5分ぐらい歩いたところで可愛らしい食堂があったので、そこで食べることにしました。テラスで食べようかと思ったらセルフサービスだったので階段を上って中に入ると、なんとかわいい小さいお菓子のスーパーが奥にあって、入り口には手作りのケーキがあり、パンも売っていたり、アンチックなテーブルとイスが並んでいて、とても明るい雰囲気なので中で食べることにした。彼は、アップルショーレ、私はヨハネスベアショーレ、そして、ハムのサラダを頼んだ。

おいしかったー!!!

かわいい家がたくさんあって写真を撮らずにはいられなかった。その後、ゾンホーレベーグを通ってシュヴェアツェまで来た。そこは、道が四つに分かれていたが、その中で一番小さい森道でクリニックベーグと言う道を通った。今までとは違う道からバーデンヴァイラーの町に入って宿に着いた。

たった四時間のハイキングだったけどとても気持ちよかった。

明日はフライブルグにいきま―す。

 

内村 朋美

ノイダーン城を通ってハイキング

  • 7月7日
  • 歩く距離     10㎞ぐらい   
  • 歩く時間    5時間ぐらい
  • 家から家まで      約8時間 (休憩と食事と見学込み)
  • 気温          23度
  • 天気                     曇り
  • 面白さと感激さ 7点

 

今日は、ウリさんとダーンの西側をハイキングしてきました。

道を書いてみます。

 

いつもの駐車場に車を止めて、ノイダーンの方向へと向かいます。まず、町の真ん中ぐらいまでメインストリートを下ると何かバス停のような所があってそこを曲がっていくと線路の向こう側に道しるべがありました。ちょっとした住宅地ですが、そこを線路沿いに行くとだんだんと森に近くなってきます。その道を歩きながら左には素敵な崖があって、右にはこの間行ったユングファーンシュプルングの崖が見えます。

 

 

 

そこを通り過ぎると私たちの森道につながりました。途中にもほかのコースの入り口などがありましたが、この道が良さそうです。

  

ギザギザの道を登りながら上の方に向かいます。ここも先日お話したお化けコースです。お城への道はお城に幽霊が出るという迷信があるので、大抵お城に繫がる道はお化けコースとなっています。上の展望台まで行きますが、道沿いにたくさん面白い砂岩があって退屈しません。ここも「砂岩の海」と呼ばれる地域のひとかけらです。展望台に着くと、私たちより前に着いた人たちがベンチに座ってのんびりと風景を眺めていました。そこからもユングファーンシュプルングが見えます。

さて、そこから森道を行くんですが、その道は、砂岩とハイデとシダの道並みです。三つの分かれ道の所でハイキングをしている人達に会いました。「この道でいいんですよね。」と聞かれて、そうですね、もう長くはかからないと思いますよ、とは言ったものですが、その道を下に下って行くと、ちょっと広くなっている場所で、たくさんの同じようにハイキングをしている人達に会いました。道が五つぐらいに分かれているので、そこが集合場のようになっているみたいです。さっき会った4人の家族の人たちと一緒にまた上り道を歩きました。もうすぐだと思っていたら、まだまだで、その途中でもすごい岩などあって、楽しかったです。その4人の人達は、二世代の家族でお年寄りの夫婦はもう70代だと思いますが、全然疲れた感じもなく、すごいなーと思っていました。

やっとノイダーンに着きました。こじんまりしたお城ですが、上まで行ってみるとなかなかいけます。最後には、出て来た所が入った所から見て全く違う場所に出て来たのにちょっとびっくりしました。こんな小さいお城でもちゃんと迷路みたいにできてるんですね。

見学を終えた私たちは、 お城を後にして山を下りました。

気が付きましたか?ドイツの森にもたくさんの苔が生えています。ちょっと日本の風景にも似て、とてもリラックスします。もちろん、ここには、砂岩があります。それが合わさってとても素敵なんです。途中、ハイキングの人たちが積み重ねた石のある岩を通ると狭い森道に変わりました。それを抜けると線路あるアスファルトの道に出ました。道を間違えたかと思って、犬と一緒に歩いてきたある女の人に話しかけたところ彼女はもっと拡大した地図を持っていました。その地図によるとその道は、ちゃんと正しかったです。線路沿いを歩いて、キャンピング場を右にしながらまた森の中に入って行きました。40分 位歩いたところでしょうか、ようやくお昼ご飯でーす。値段の割にメチャクチャおいしいんです。車でそこまで来る人達もたくさんいます。たまたまその日に狼についてのセミナーがありました。森にとって大変重要な動物で世界中ほとんど死に絶えていたにもかかわらず、最近10年ほど自然のバランスを整えるために世界中が狼の生き残りと生続を保護しているのは皆さまもご

 

存じだと思います。残念ながら私たちの今日の予定がまだあったので、食事の後、また森道へと出発しました。そこから「花嫁と花婿」まで2kmぐらいでしょうか。遠くにいろんな砂岩崖を見ながらダーンの町に向かいました。ダーンの町の入り口あたりに「花嫁と花婿」の砂岩崖があります。その上には、クライミングする人たちでなければ登れません。左の写真に見えるようにたまたまクライミングをしている人の姿が見られます。散歩道はないので、崖を右にしてまた町に無事戻ってきました。

とても素的な森でした。一度行ったことがあるんですが、またいつか今日のコースの南にある「砂岩の海」にも行ってみたいです。その時にはまた報告いたします。

 

内村 朋美

 

ホッホシュタインとアルトダーン城跡とユングファーンシュプルング  

6月30日

  • 歩く距離    10㎞ぐらい   
  • 歩く時間    5時間半ぐらい
  • 家から家まで  約9時間 (休憩と食事と見学込み)
  • 気温         27度     
  • 面白さと感激さ 9点

 

今日は、ウリさんと素敵なハイキングをしてきました。

道を書いてみます。

いつもの通り、駐車場に止めると、ホッホシュタインに行く道を探して出発です。今日のハイキングコースにはたくさんの見どころがあるので楽しみでした。

まず最初、ホッホシュタインに行く道を歩くんですが、その道は戦争で亡くなった人たちの墓地を通って行きます。墓地までも道に連なってキリストの話に託した石が20mぐらいの間隔で左右に立っています。それにいろいろと言葉が書いてあって面白いです。その道を10分ぐらい歩くと墓地に着きます。名のない死亡者かと思ったら、あちこちに名前も書かれていました。ただ四角い石が置いてあるだけのお墓でした。それをカペレまで上に上がると森に繫がっていてホッホシュタインまで歩けます。ちょうど最初の崖に着いた時たまたまクライミングをしようとしていたカップルに出会いました。この岩ではクライミングができます。

ウリは30年ほどクライミングをプロのようにしていたので本当は彼もそこを真上まで直行したいようでしたが、私はハイキングの方が好きなので、遠回りなんですが上まで森道を私たちは歩いて行きました。とても素敵な道でした。途中に道しるべのある崖があって、そこを上へ上へと登って行きます。

崖の所々にも、もちろん崖の先には、展望台があります。そこからまた下に降りるんですが、違う道を通るたびにいろいろなものが発見できて面白いです。また道しるべのある岩のところまでたどりつくと今度は今行った道とは反対の方向に行きます。ノイダーンに行く道です。

45分ぐらい歩いたところだったでしょうか。助けの休憩所が見えました。このお城を見てから休憩にしようと話し合って、まず、お城を見ることにしました。かなり大きいお城で、見学も一時間ぐらいかかりましたが、いろいろな部屋があって面白かったです。先週行ったベルバーツ城と同じぐらいの感動でしたが、それぞれ良さがあるると思います。ベルバーツ城を10点にしたらこのお城は8点ぐらいでしょうか。ここには先週のようなおいしくて面白いレストランがないし愉快なガイドもなかったので、もちろん2点少なめです。

この日は土曜日だったので、閉館していましたが、日曜日と休日には、小さな博物館も開いています。中世の騎士たちのものが見られると思います。階段を上がったりはしごを登ったりいろいろですが、たくさんの迷路のような部屋などを通って上に着くとやっぱり素晴らしいです。日の当たる所、暗い所、いろいろです。

この左の写真では、お城の向こう側に岩二つ聳え立っているエアフバッハと言う村が見えますが、このお城から下っていく通り道です。

お城の見学を終えて、やっと休憩です。ウりは彼の大好きなチーズケーキを頼みました。その時ちょうど新婚さんのグループが写真を撮りに来ました。結構素敵なお城なので、結婚写真などにもよく使われるんですね。もちろん彼らは車で来ていましたが、、、。パンフレットを見てみると明日の日曜日に中世フェスティバルがこのお城であるようです。ドイツでは中世の生活を見せるお祭りがあちこちのお城であります。15年ぐらい前にカイザースラウターンで見たことがあります。昔の焼き方でパンを焼いたり剣のお芝居をしたり子供たちのためにお城を駆け回ったり、みんな中世時代の服装で来ます。借りた中世の服装で写真を撮ったりできるお城もあります。

さて、休憩を終えて私たちは村に出てきました。そこから道路沿いに少し行くとお年寄りのハイキングをしている方たちに出会って、そこからまた森道に入ります。しばらく行くと大きな石が立っていて、そこから四方にハイキングコースが分かれています。ローマーフェルツやクックックスフェルツなどかなり遠回りの道もありますが、私たちの次の目的地はユングファーンシュプルングだったので、一番左の道を行きました。途中またダーン町の端っこのアスファルトの小道に出て来ましたが、その後矢印に沿ってユングファーンシュプルングの展望台まで急な山登りです。

 

 

上に着いたと思ったらまた下に降りたり、崖の端までは結構疲れました。展望台から今朝行ったホッホシュタインの岩が見えます。ダーンの街を真ん中にぐるーっと回って来たんです。

そして、満足感いっぱいで下に降りました。ちょうど森道を降りたところで駐車場まで七百メートルと書いてありました。が、とても遠いではありませんか。ウリが七百メートルって空中距離だったんだよ、などと笑えない冗談を言いながらやっと車まで戻ってきたら後はもうおいしい食事だけが楽しみでーす。車で5分位行ったところでウリはステーキ、私はジャガイモのスープとサラダを食べました。そこのパンがめちゃくちゃおいしかったー!!!

 

ハイデンファイラーとベルバーツシュタイン城

  • 6月24日
  • 歩く距離     8㎞ぐらい   
  • 歩く時間     3時半ぐらい
  • 家から家まで   約8時間 (お城の見学と食事込み)
  • 気温           24度
  • 面白さと感激さ  9点

 

今日は、ウリさんとクラウスさんと素敵なハイキングをしてきました。

道を書いてみます。

朝9時半に出発。ランダウからワイン通りを走ってワイン畑を右左に見ながら30分ぐらい行きます。今日は道が通行止めになっていたので、45ぐらいかかりましたが、小さな村々を通るこの時間もドイツ独特な風景を見る時間と言えるでしょう。ここではワインの栽培やワイン造家が左右につながっています。

*ドイツワイン通りはシュヴァイゲン・レヒテンバッハからボックンハイムまで の85kmにわたっています。

まず、森の駐車場に止めて、登山靴を履いてリュックを背負るといよいよ出発です。駐車場から道が三つに分かれていますが、私たちは、上に向かってかなり木の茂った薄暗い山道を容赦なく20分ほど登ります。(そんなに容赦なくでもないけど)頂上に着くと突然、岩と松、ハイデとイスランド苔が満開の眩しい日当たりのいい場所があります。これがもう、たまらないんですよね。とても気持ちがいいです。(*高所恐怖症の人はちょっと無理かも知れませんが、下を見なければ大丈夫だと思います。)景色のいいところには、ベンチが置かれていますが、それよりもっと岩の先まで行くと素晴らしい景色です。この後、行こうと思っているベルバ―ツ城もそこから見えます。その先の森はフランスに続いていています。そこからまた、反対側の崖まで道があり、岩のあるハイデの小道です。ところどころで崖の下が見えます。その崖の先まで行ってみるとさっきの崖とは反対側の崖で、ここからは、ベアバーツシュタイン城と反対側にあるドラハンフェルツがえます。2mぐらいの崖を降りると、下りの森道が続いているので、それを下ります。ドラハンフェルツに向かう道で途中に休憩所があって、美味しいファルツ州の名物が食べられますが、私たちはお城でお昼ご飯を食べる予定なので、そこを避けて、駐車場まで直行しました。

駐車場から今度は、反対の方向に向かいます。その道は、草原っぽい道並みでかなり平らです。緩やかな丘が森と共に繋がって、お城まで行きますが、その途中に小さな教会(カペレ)があって、そこで少し座って休みました。その道を下ると車の通るアスファルトの道路があって、それを渡ってその道沿いに散歩道がエアレンバッハと言う村まで続いています。その村の真ん中辺まで来ると、お城への道しるべがあって、お城まで歩きました。このハイキングの道はこの後紹介するダーンのお化けコースの一部でもあって、このお城から飛び降りて自殺をした、と言う話からお化けコースとなっています。よく幽霊が出るという話です。お城案内がとてもユニークなので、是非、推薦です。私が日本語で通訳いたします。それにこのお城の上には人も住んでいて、泊まることも可能です。昔の騎士たちがお城にもっていたものも部屋なども見られます。なんといってもレストランも案内も家族一同で補っているんですが、サービスもおばあちゃんから孫まで手伝っているので、面白いです。でも、食事はファルツ州の名物料理が主でめちゃイケでーす。すっごくおいしいです。

 

内村 朋美